こんにちは。管理栄養士の河邉です。

スタッフたちの  「玄米を食べてみたい!😊」

の声から始まった毎週のスタッフランチと弁当が、早いもので4ヶ月継続しました。

なんとか定着しつつあります。

お弁当の特色としては、玄米、雑穀米を中心に季節の野菜をたっぷり取り入れて、

スタッフたちが普段なかなか摂りきれない、ビタミンやミネラルが補えるように心がけています。

イーライズ畑・にこにこ農園さんの野菜(皮や根っこも)や、

ごまや海藻を積極的にいただいていると、

知らず知らずのうちに噛む回数が増えているなあと思います。

というより、これは噛まないと飲み込めないぞ!!という感じかもしれません。

要は噛みごたえがあるのですね。

食べ方、噛みかたを考えるとき、やはり食べるものもとても大事だなと思います。

噛むことを育むには、「カリッ、ポキっと割れるような固いもの」より、

「グニュっと、ムニュッとした噛み切れにくいもの」を噛んで飲み込めるようになる

というところに視点を置きます。

離乳期は、今後噛み応えのある食べ物をしっかり噛めるような

口唇、頬、舌などの筋肉の動きを引き出していきたい時期です。

そして乳歯がしっかり生えそろった幼児期からは、

ゆっくり少しづつでも様々なものが噛めていくようになっていくと良いですね。

噛む回数を、昔と今と比べてみると

昭和初期の食事は平均1420回(22分)、現代食は平均620回(11分)と

噛む回数も食事時間もおよそ半分です。

忙しくなった生活にちょうど良い様に、

柔らかく噛みごたえのない食べ物が好まれる様になったのかもしれませんね。

お野菜の繊維質や玄米や雑穀、ごまや海藻などは

自然と噛む動きを上手に引き出してくれるはずです。

お子さんの噛む力に合わせてぜひ積極的に取り入れていきたいですね。

幼い頃から、歯を磨くこと同様に、噛む習慣をつけることは

脳、身体、お口の様々な発達の点でとても重要です。