こんにちは。管理栄養士の河邉です。
皆さんは、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されていることをご存知でしょうか。
日本の国土は南北に長く海、山、里と四季折々の表情豊かな自然が広がっています。
和食はそんな風土に根ざした多様な食材が用いられ、
季節の花や葉などを用いて自然の美しさや移ろいを表現した食事です。
『自然の尊重』という日本人の精神を体現した、『和食をめぐる文化』が無形文化遺産として
登録されたのですね。
そんな和食の美味しさの要である『出汁』を皆さんはどうしていますか?
出汁の香り、深い味わいは、親から子どもへ、子どもから孫へと伝えていきたいものですね。
時間不足、体力不足などで出汁を引けない場合もあるでしょうが、気負わず簡単にとれる出汁
もあります。
一晩、昆布をお水につければそれだけでも昆布のお出汁が味わえますよ。
そして時間、体力にゆとりのある日には、少し「てまひま」をかけて数日分のお出汁をまとめ
てひいてみてはいかがでしょう(^-^)
一番出しは、おすましやおひたしに。。。
(水5カップ・昆布5センチ角5枚・かつお削り節20g)
1、鍋に水と昆布を入れ1時間ひたす
2、中火の強くらいの火加減で昆布の淵に小さな泡がついてきたら弱火にし15分くらい炊き
ます。
3、かつお節を鍋に広げるように入れ5つゆっくり数える。
4、こし器で一気にこします。かつをを絞ったり押さえたりしません。
煮干し出汁は味噌汁、けんちん汁、煮物などに。。。
(水6カップ・昆布5センチ角3枚・干し椎茸中1枚・腹わたを除いた煮干し20g)
1、鍋に水、煮干し、昆布、椎茸を入れて1時間つけます。
2、弱火でかけ、煮えがついたら5分ほど煮ます。
3、こし器でこします。
美味しい出汁で煮た野菜など、たくさんの赤ちゃんにもお子さんにも味わってもらいたいです
ね(^o^)
大人には煮干しの出汁がらでペペロンチーノ風に炒めたオイルサーディンもおすすめです!