管理栄養士の河邉です。

先日埼玉県にあるホワイト歯科経営のカフェに見学に行かせて頂きました。

ここは、ホワイト歯科クリニックが取り組んでいる

一生むし歯ゼロを目指す”食育実践予防歯科®】の具体的な内容を伝えるために

ホワイト歯科クリニックがプロデュースし誕生した「手づかみ食べを推奨している」カフェです。

この日は、9か月~2歳7か月の母子7組とご一緒させて頂き、ランチを頂いてきました。

 

 

木を基調にした店内はオープンキッチンで、調理スタッフが2名。

子ども達の食事を見守るスタッフは、衛生士さん1名と栄養士さんが2名。

赤ちゃんが泣いたりこぼしたり、てんやわんやの中で、衛生士さん栄養士さんの

手づかみ食べの実践的な言葉がけが飛び交っていました。

 

食事内容は、子どもたちに合わせた個別メニュー。

手掴み食べをして「噛む」を習得するには、子どもの口に合った形状と硬さの食べ物である必要があります。

それぞれに合わせた食事が子どもたちの前に並びました。

 

離乳食とプレ幼児食には、スプーンやフォークは置きません。しっかり手を洗った後、

食事が始まります。

子どもたちの手掴み食べのランチタイム。…汚れない訳がありません。

ただ、『ここでは好きなようにやらせて、決して静止しない』こと。

何を掴んで食べるか、子どもに選択権を持たせ、自分で選ぶからこそ子どもは楽しんで食べる。

「食べる」ことへの意欲を大切にするために見守るのです。

そして手掴みのあとの「噛む」ときは口を閉じさせること。

口を閉じて噛める子は、自浄作用によって唾液が出て、プラークがつかくなります。

それが出来ない子は、機械で掃除をしてもプラークがついてしまう。

「噛むより閉じるが先!」

衛生士の新井さんが何度も仰っていました。

 

この日、1歳0か月の女の子が、初めて手づかみ食べが出来た瞬間に立ち会えました。

食べるこどもの発達と、食べるものなどの環境さえ整えば

ほんの一時間足らずで、赤ちゃんは手づかみ食べが出来るのを目の当たりにしました。

まさに離乳食期の関わり方からとても大切なのだと改めて実感しました。

 

貴重なご見学の機会をありがとうございました!

 

当院でも手づかみ食べを推奨しております。

月齢に合わせた離乳食のお教室もご準備しますので、お気軽にご相談くださいね。